住宅のデザイン

家(イエ)の設計がひたすら愉しいのは、単純に住み手の満足を目指せるからかもしれません。

僕の仕事でこれほどまでにプライベートな作業はないし、設計段階から突如として降りかかってくる特別な問題の数々は、大きくて険しいものです。


/img/tsuruta2.jpg住み手となるお客様の想いはほとんどの場合、こちらから執念で引き出していく作業のご褒美みたいなもの。

現代において家は芸術ではありませんから、目に見える価値を軽率に追い求めることにはあまり意味がありません。住み手その人にとっての普遍の心地よさを探る。すべての結果は住み手の感覚にゆだねられていきます。

もしお客様が暮らし始めてから、僕に対して少しだけ感謝をされるとしたら、住み手の想いを最大限に汲むことができて、なおかつそれを建築的に具現化できているというときです。
そして、そんなシーンをいくつも重ねられる、建築家でありたいと思います。